高校を卒業するまで運動系の部活に入っていたこともあり、人一倍負けず嫌いで、立てた目標を達成するまでは諦めない性格でした。そんな背景からか、専門学校の課題では常に一番が取れるよう頑張っていましたね。元々ファッションが好きだったこともあり、住宅ではなく店舗をつくりたいという想いを持っていました。そんな中、学校の先輩が入社した企業一覧を見ていた時、この会社に出会いました。調べていくうちに、設計だけでなく施工までを一貫して担当できるところに魅力を感じ、入社を決めました。

私たちの仕事は図面上だけでは終わらず、一分の一の実物まで手掛けなければなりません。そうすると、どうしても現場での対応が必要になってきます。学生時代は現場なんて入ったことがありませんでしたが、自分が監理者としてその場に立つと知らなかったこともたくさん出てきます。実際に自分の手を動かしてモノを作るということはありませんが、現場で作業をしていただいている協力会社の皆さまの作業が円滑に進むよう掃除であったり、荷物の移動だったり、色々な対応をしました。気づくと自分の服が汚れてしまっていることもありましたが、これがカタチを作ることなのか！と実感できたところでした。もちろん朝早くから現場に出向くこともあれば、夜間工事対応で帰宅が朝方になってしまうこともあります。慣れるまでは大変でしたが、物件ができていく様子を自身で監理しながら見ることで出来上がった時の感動もとても大きくなります。ミスもしましたし、謝ることもたくさんしましたが、最後までやり抜けたことが自分の力になっていると思います。最初の頃は先輩のサポートがなければできなかったことも、今では一人で担当できるようになり、空間を作り上げる面白さがより増してきています。今年からは新入社員とチームを組んで仕事を行なっており、伝え方や教え方を日々考えながら一緒に物件を進めており、また違った面白みを感じています。

就職活動というものが目の前に迫ってくると、早く準備しなければいけないと焦ってしまうと思います。しかし、社会人生活のことは就職も決まり、無事卒業してから考えれば十分です。今、目の前にあることに集中して取り組んでください。就職活動中は将来自分がどんな社会人になりたいのか、やっていて楽しいと思える業務は何なのかなどを考えて行動するとよいと思います。面白いと感じられる仕事に出会えることを願っています。