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一人では何もできないことを忘れずに。

営業設計

谷口 翔/ 入社12年目

工学研究科 建築学専攻

建築に興味があり建築学科に入学したのですが、ずっと課題に追われるという大変だった思い出が印象強いです。しかし卒業研究で学内優秀賞を頂いたこともあり、そのまま大学院に進学しました。地域創生について研究しており、研究室での作業だけでなく様々な地域や集落に足を運び、自分の目で見ることや体感することを大切にしてきました。そうした中で、地域の方との交流がとても楽しかったことや、元々人と関わるのが大好きだったことから、より人に近い仕事をしたくなり、不特定多数の方が訪れる商業施設を主に手掛けているこの会社を選びました。

入社をして最初に感じたのは図面の縮尺の違いです。学生時代は地域全体など大きなスケールで物事を考えることが多かったので、作図するのも1/10,000の縮尺で描いていたのですが、私たちの仕事は詳細図になると1/5の縮尺で図面を描くなど、人に近いからこそ細かいこだわりが必要になるのだと実感できました。いくら建築を学んでいたとはいえ、分からないことばかりでしたので、先輩社員と一緒に仕事を進めていきます。什器のつくり方や細かい納まり、業務の進め方など本当に知らないことばかりで、都度先輩に指示を仰いでいました。忙しい先輩でしたが、聞くと必ず教えていただけるのでとてもありがたかったです。段々と自分で仕事の対応ができるようになったある時、とんでもないミスを犯しました。什器を発注する際に部材の品番を書き間違えてしまい、本来木目で制作されるはずの什器がすべて黄色で作られていました。什器が現場に納品された時の絶望感は今でも忘れません。至急上司に報告をしたり、やり直しを協力会社に依頼したりと何としてでもオープンに間に合うように奔走しました。時間がない中で助けてくださった先輩や何とか仕事をやり切ってくださった協力会社の担当者さまなど多くの方に助けられて無事オープンを迎えることできました。とても反省したとともに、私たちが手掛ける空間というのは多くの人の協力により出来上がっているのだと実感できたときでもありました。

図面で描いたものが指示通りできているのか、必ず現場に足を運び確認をします。

現場では想定外の出来事も起こります。その際には協力会社の皆さまの知恵を借りることも多い。

この業界は何よりもコミュニケーションが重要だと思います。学生時代からは考えられないくらい多くの人と関わりを持ちます。その分苦労することもありますが、助けてもくれます。話をしていくと段々と自分のことを覚えてもらえるようになり、信頼が増していきます。特に大切にしているのは、実際にモノを作っていただく、協力会社の皆さまとしっかりとコミュニケーションをとることです。決して一人ではこの仕事を進めることはできません。お互いに信頼感を持ちつつ、みんなで空間を作っていくのがこの業界の醍醐味だと思います。

チームマネジャー:加藤係長

普段から周りへの気遣いができる人柄と、時には相手を納得させる芯の強さを持つ、魅力的なメンバーであり憧れを抱く人材です。お客さまの事務所でたくさんの方に声を掛けられる姿や、協力会社の皆さまと現場を進めている姿を見ていると、関わる人達が彼にとても大きな信頼感を抱いていることが伝わってきます。チームにいてくれる安堵感と、彼の仕事ぶりに日々刺激を感じています。これからも一緒にチームや会社を盛り上げていきましょう!

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