サッカーを12年間続けていたこともあり、人と関わることは好きでしたが、自分の属するコミュニティの中での話で、その外でコミュニケーションが取れるか不安がありました。そこでカナダへの留学を決意し、まったく違うかつ異国での経験を積むことにしました。言語コミュニケーションだけでなく、自ら動いていくことを学び、どんな環境であってもムードメーカーになれる性格に変わりました。またアルバイトでは飲食店の調理担当をしており、チームで働くことの面白さを感じておりました。そのような経験から、「人と関わり、チームで働くこと」と「自分が好きだったアパレルやカフェに携われること」を軸に就職活動をしていた時に、この会社に出会いました。文系出身の自分であっても、設計や施工に携われることも大きな決め手でした。
入社後はVectorworksで図面を描いていくのですが、初めて触ることもあり、作業に多くの時間がかかってしまいました。分からないことばかりでしたが、聞けば丁寧に教えてくださる先輩ばかりで非常に心強かったです。このような業務に関わるまでは、店舗に平然と置かれた什器に、多くの情報と設計者の意図があることを知りませんでした。たった一つのモノであっても多くの人が関わることを知り、自分がやりたかったチームでの仕事だという実感が湧きました。モノづくりに関する知見が広がり、消費者としてのモノの見方から、設計者としてのモノの見方に変わってきています。図面の製本や納品工事の対応から始まった業務も、今では図面作成、メンテナンス工事、請求書作成と幅も少しずつ広がってきています。請求書の処理をしていくと、自分が対応した物件が徐々に増えてきていることを実感します。
教育担当者:山村係長
入社1年目ということもあり、右も左もわからない状態だったと思います。しかし、失敗したとしても次に生かし、挑戦していく姿に力強さを感じます。失敗は挑んでいる人間にしか起こらないので、恐れる必要はありません。“言葉は人を表す”と言いますが、お客様はもちろん協力会社様にも敬意ある言葉遣いができています。技術はこれからいくらでも学べるので、人としての魅力溢れる彼には伸びシロしかありません。これからもっと頼もしい存在になってくれると信じています。